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第7回 7/24(土) 崔真碩(朝鮮文学) 「李箱 生誕100年」
李箱(イ・サン)という朝鮮のモダニストをご存知ですか? 1910年8月20日(陰暦)に京城で生まれ、37年4月17日に東京で死んだモダニズム文学者のことを。今年、李箱は生誕100年を迎えます。韓国併合の年に生まれ、朝鮮総督府に勤務した経歴を持ち、そして最期は朝鮮人であるゆえに東京で客死した、李箱とはまさに、運命のように植民地状況を生き、夭折した文学者です。作品の朗読を交えながら李箱の文学と生涯に触れ、私たちのこの100年を文学的に問いたいと思います。 1973年生まれ。訳者/役者・広島大学教員。朝鮮文学の翻訳者。テント芝居「野戦之月海筆子(ヤセンノツキハイビィーツ)」の役者。訳者で役者、役者で訳者。編訳書に『李箱 作品集成』(作品社)。共著に『異郷の日本語』(社会評論社)、『残傷の音』(岩波書店)等。 出演作に『ヤポニア歌仔戯(オペレッタ) 棄民サルプリ』(2009年11月東京)等。