参加者の感想
(掲載にあたり一部抜粋させていただきました)
○大村収容所については、在日の歴史を語る上でぬくことができないと思っていましたが、まだ明らかになっていないことも多いのだと改めて先生のお話をきき、考えました。植民地支配が終わっても、なお一方的な分断線が引かれ、その中で生きざるをえなかった人々の人生を考えていきたいです。
○難しすぎず易しすぎず、すばらしい講演をありがとうございました。私は産まれて18年間を福岡で過ごしました。しかし、私は大村収容所の存在を知らなかったです。それは、我々若者の政治に対するアパシーが原因のひとつにはあると思います。しかし、そういった歴史を闇に葬ろうとして(というと大げさかもしれませんが)教えられなかったというのもあります。今回の講演を通じ移民や入管に関してもっと見識を深めていこうと思います。
○なに故に、朝鮮人たちは日本へ戻って来たのでしょうか。彼/彼女等がそうせざるを得なかった実状を知りたいと思っています。特に強制動因被害者が一度帰りながら、再び戻って来たケースについて詳しく知りたいです。
○挽地さんの考察のなかで、実際に収容された人の聞き取りの例は語られませんでしたが、実際を聞きたいと思いました。
○収容所の存在を知らなかったので、在日コリアンの人たちにとって大村が重要な場所であったことに驚きました。日本の問題の多い入国管理の原点を見た気がします。