お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

連続講座、セミナー

日本と韓国、アジア諸国との和解と共生の実現を目指して、在日本韓国YMCAでは様々な連続講座、セミナーを開催しています。

これまでに開催した講座のご紹介

連続講座 Cut’n’Mix

在日韓国人問題研究所(RAIK)と在日本韓国YMCAでは、「コリア・在日・日本」全てを巻き込んで新たな道を切り開く試みとして<連続講座Cut'n'Mix(カットアンドミックス)>を2002年、2006年に開催してきました。

「韓国併合」100年の節目を迎える今年、「韓国併合」から100年の歴史を直視しつつ、日本人と在日コリアンが取り組んでいくべき現在の課題について共に考える<連続講座Cut'n'Mix第3期「韓国併合」100年/「在日」100年を越えて>を2010年5月から7月にかけて開催します。

連続講座 移住者のリアリティ

レイシズム――それは今日、南アフリカのアパルトヘイトの終結に見られるように、人類が克服したもの、少なくとも克服せねばならない不正義なものとして認められるようになっている。しかし人種raceとは、われわれと他者を区分するという願望によって創り出され、その差異を自然で乗り越え不可能なものとしてヒエラルキー化する概念とすれば、レイシズムとはある時代や地域に限定されるものではなく、またその克服も、それほど容易なものではないだろう。

とはいえそれは、それぞれのレイシズムが、固有の歴史的文脈をもたないということではない。とりわけ今日、この社会において排外主義という形で生じているように見えるレイシズムは、その歴史的な文脈を無視して捉えることはできない。すなわち東アジアにおける冷戦構造の存続、自らの戦後責任を直視できない日本という文脈を。

と同時に、前世紀末からの新自由主義の台頭とナショナリズムの変容が、レイシズムに与える影響も見逃せない。こうした社会構造の停滞と変容は、いかに人びとをレイシズムに向かわせているのだろうか。